周辺環境

洞泉寺のある、伊那市美篶(みすず)について


伊那

 南アルプスと中央アルプスの二つにアルプスに抱かれ、天竜川と三峰川が流れる自然豊かな土地である伊那市。 四季折々に変化をする山の美しさは格別です。

仙丈
美篶笠原から見た仙丈ヶ岳



美篶(みすず)

 遠方の人に住所を伝えるときに苦労するのがこの「美篶」の字。 その由来は次のようなものです。 ~明治八年一月、六か村をあわせて一村とし、信濃の枕詞「みすヾ刈る」からとって美篶村と改称したといわれている。このことについて次のようなことが伝えられている。

青島からの眺め
美篶青島からみた三峰川堤防と空木岳


 村の名前をどうするかについては、簡単にまとまらなかった。そこで高遠藩の学者だった岡村菊叟に頼んだところ、万葉集にある「『水篶苅信濃及真弓吾引者宇真人佐備而不言常将言可母』右、久米の禅師嫂石川郎女時作歌加茂翁伝皇朝の古き弓はたゝ木のまゝに作りて膠して竹を合わせなすことは、なかりき兵庫式に委しく見えたり」。との中から拾って水篶を美篶としたのであるといわれている。『みすヾ―その成立と発展―』~

 門外漢にはよく分からない世界ですが、とりあえず万葉集が由来だと聞くと悪い気はしないものです。

青島からの眺め
三峰川とススキ




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