「涅槃」とはサンスクリット語の「ニルバーナ」を音訳して、「涅槃」という文字を当てはめたものです。
ニルバーナとは「吹き消すこと」という意味で、そこから転じて、煩悩の炎が吹き消された状態のことをニルバーナ(涅槃)といいます。
学問的にいうと、涅槃を「有余涅槃(うよねはん)」と「無余涅槃(むよねはん)」とに分けて論じることがあります。
前者は煩悩を永滅した覚者が肉身を有する生前の状態を表し、後者は肉身をも滅した死後の状態とされます。
この「無余涅槃」の考えから、釈尊の入滅を涅槃というようになりました。
洞泉寺では、毎年3月15日に、近隣の保育園の子どもたちを招いて、一緒にお参りしてもらっています。